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事業者検証

以下のチェックリストはAmazon Pay Integrationを通じて良くあるミスや、ユーザーからのクレームにつながった実装不備を点検する内容となっています。
事前にこれらを確認しておくことでそれを未然に防ぐことができますので、開発が完了したら以下のポイントをご確認ください。

画面上のAmazon Pay表記が正しいか?

ECサイト上でAmazon Payと記載する場合は、AとPを大文字にした Amazon Pay が正しい表記となります。
正しい表記となっているかご確認ください。



確認画面において、住所、お支払い方法をShippingAddress、PaymentDescriptorを用いて表示しているか

購入者がAmazon Payボタンクリック後に最初にログインした時点で "住所や支払い方法が表示されない画面"(同意のみの画面)が表示された場合、購入者は選択されたお届け先や支払い方法(ギフトカードの有無も含め)を事業者の確認画面上で見たいと考えています。
購入者がこれらの情報を見ることができるように、確認画面に情報の表示をお願いいたします。



Amazonから取得する情報を適切に処理できているか?

決済の途中ではGet Checkout Session API (決済後はGet Charge Permission API)を実行し、Amazonから購入者の各種情報を取得することができます。
この取得した情報を貴社ECサイトで適切に処理できているかをご確認ください。
Amazonから提供する情報にはいくつか注意しなければいけない点があります。詳細を以下のFAQでご紹介していますので参照の上適切に処理できているかを検証してください。



お届け先および支払い方法の「変更」にbindChangeActionメソッドを実装しているか?

※ productType=payOnlyの場合は、お届け先に関する部分は無視してください。

ECサイトのフローの中では、よく以下のような画面遷移をたどるかと思います。

1) 購入者がカートページでAmazon Payボタンをクリック
2) 購入者がAmazon hosted pageでAmazonアカウントでログインし、「続行」
3) 購入者はECサイトの注文確認画面へ戻ってくる
4) 購入者は「注文確定」のようなボタンをクリックして、決済を完了する

この流れの中で、3)の注文確認画面では事業者がAmazonから取得したお届け先や支払い方法を表示します。
このお届け先や支払い方法には必ず「変更」ボタンを設置し、購入者が「変更」ボタンをクリックしたら再びAmazon hosted pageでお届け先や支払い方法を別のものに変更できるようにする必要があります。
このためにはそれぞれの「変更」ボタンに bindChangeAction というAmazon Payのメソッドを実装いただく必要があります。
実装方法は以下のページでご紹介していますので、ご確認の上、実装されているかを検証してください。

もしも、購入者がAmazon Payボタンクリック後にECサイトに戻らずそのまま決済を実行するようなフローの場合には、上記の対応は不要です。



Amazonログイン後に、他の決済方法が表示され、購入者が混乱するようなフローになっていないか。

Amazon Payのボタンクリックで決済に進んだ場合は、すでに決済のセッションを開始している状態ですので、Amazon Pay以外の支払い方法へ変更ができるようなフローは避けてください。



Sandboxで検証に利用できる支払い方法について

Amazon Payでは、クレジットカード以外にもアマゾンギフトカードや Paidyをご利用いただけます。
しかしながら、 Sandboxではテストアカウントに自動的に設定されるテストクレジットカードのみ利用可能 となっています。
ギフトカードやPaidyは本番でしか利用できませんのでご注意ください。

Sandboxでの検証では、各テストアカウントに自動で設定されているテストクレジットカードで検証を実施してください。
成功するテストカードだけでなくDeclinedや Buyer Cancelが行えるテストカードもありますので、それらのテストカードでも検証をお願いいたします。
テストカードの種類については、以下のページを参照ください。

なお、Amazon Payでは本番用のテストアカウントやテストカードをご用意していませんので、本番反映後関係者本番で検証する際はamazon.co.jpでお持ちの本番アカウントをご利用ください。本番で決済完了まで検証される際は、貴社で決済のキャンセルや返金等を行う必要があります。



APIの各種レスポンス検証

「Sandboxで検証に利用できる支払い方法について」でご説明したテストカードでは多くの種類のAPIレスポンスを試すことが難しいかと思います。
そのため、Amazon PayではAPIのリクエスト内にシミュレーション文字列を加えることで各種APIレスポンスをシミュレートすることができます。
シミュレーション文字列の種類や利用方法は以下のページでご確認ください。

なお、シミュレーション文字列を使用しても検証できない(本番でしか発生しない)ケースもあります。 これらのケースは本番後の運用としてご案内しますので、そちらを参照してください。



決済途中での購入者離脱について

購入者がAmazon hosted pageにリダイレクトされ "完了画面が表示されるまでブラウザ・アプリを閉じないでください"という文言の出るスピナー画面まで到達した際に、何らかの理由(ブラウザバックや通信障害)で決済フローを離脱する可能性があります。
この場合、Amazonから貴社の checkoutResultReturnUrl へリダイレクトされないため、貴社ではComplete Checkout Session APIを呼ぶことができません。

このような取引は(場合により)セラーセントラルの取引管理画面に ステータス=Open で表示されることがありますが、Complete Checkout Session APIを実行していないため24時間後に自動的にAmazonによりキャンセルされます。

以下のFAQにシーケンス図とともに詳細を説明していますので、こういったケースが発生し得ることをご認識ください。



Amazon hosted pageに表示されるストア名またはロゴについて

Amazonページにリダイレクトされると ログインや続行用の画面が表示されます。
これらの画面上部にはストア名またはロゴが表示されますが、このストア名やロゴが想定通り表示されていることをご確認ください。

ストア名やロゴの更新方法は以下のFAQでご紹介していますので、ご確認ください。

caution

ストア名やロゴの更新を行なっても、実際のページに反映されるまで24時間程度かかることがあります。更新後は少し待ってから反映されているかをご確認ください。



Amazonから送信される各種メールの表示内容について

ECサイトでの決済が完了すると、Amazonから各種メールが送付されます。
以下のFAQで種類、内容をご確認の上、メールに想定通りの内容が表示されているかをご確認ください。



商品の発送が伴う商材の場合、配送先住所がセラーセントラルに保存されているか。また、配送先住所とセラーセントラルに保存された住所に差異はないか

差異がある場合、マーケットプレイス保証があった際の事業者反証が不利になることがありますのでご注意ください。



対応ブラウザチェック

以下ページに記載のブラウザ全てに対応しているかをご確認ください。



Private Keyが外部から参照可能な場所に保存されていないか

情報漏洩になりかねず、その場合Amazonでは責任を負うことができませんので、十分にご注意ください。



セラーセントラルの使い方

Sandbox/本番で決済を実行すると、当該取引がAmazon Payの提供するセラーセントラル > 取引管理画面に取引が表示されます。また、レポート抽出といった機能もあります。

以降のご説明は基本的にchargePermissionType=OneTimeの場合について記載しています。 chargePermissionType=Recurringの場合は、セラーセントラルでの表示が異なったり操作できないメニューなどがありますので、以下の内容はあくまでOneTimeの場合としてご認識ください。

なお、セラーセントラルの取引管理画面を利用しない場合(自社の取引管理画面を利用して運用する場合)は、この項目は確認不要です。

セラーセントラルへのアクセス方法

以下のFAQでご案内していますのでご確認ください。

セラーセントラルの取引管理画面の見方

以下のFAQでご案内していますのでご確認ください。

取引管理画面のステータスの見方について

取引管理画面を開くと、各取引ごとのステータスが表示されます (Open/Closed/Canceled/Suspended)。 各ステータスがどういった時に表示されるかについて、 よくあるケース を以下にご紹介します。

  • Open:

    • ① Chargeは生成しているが Capture(売上請求)が完了していない場合
    • ② Complete Checkout Session APIを実行する手前まで進んだ取引 ②の例としては、購入者がAmazon hosted pageにリダイレクトされ "完了画面が表示されるまでブラウザ・アプリを閉じないでください"という文言の出るスピナー画面まで到達しているが、何らかの理由(ブラウザバックや通信障害)で離脱したために、貴社でComplete Checkout Session APIを呼ぶことができなかったケースになります。この場合24時間でご注文は自動キャンセルされます。ご参考情報は以下のFAQをご覧ください。
      FAQ - オーソリに成功したが(セラーセントラル上に注文データがあるが)、事業者側には注文が入っていないです。
  • Closed:

    • ① 売上請求完了した場合(増額決済の設定をしている取引の場合は上限金額まで売上請求している場合)
    • ② Close Charge Permission APIを実行してCharge PermissionをCloseした場合
    • ③ 取引画面で「終了したお支払い」を実行した場合
    • ④ Amazonが不正と判断した場合(詳細を確認したい場合は当社までお問い合わせください)
    • ⑤ Charge Permissionの有効期限を迎えた場合(180日または13ヶ月)
  • Canceled:

    • ① 取引画面で「お支払いキャンセル」を実行した場合
    • ② 購入者がAmazon hosted pageにリダイレクトされ "完了画面が表示されるまでブラウザ・アプリを閉じないでください"という文言の出るスピナー画面まで到達しているが、何らかの理由(ブラウザバックや通信障害)で離脱したために、貴社でComplete Checkout Session APIを呼ぶことができなかったために、24時間に自動キャンセルされた場合
  • Suspended:

取引管理画面のAmazonリファレンスIDの見方について

AmazonリファレンスIDは、

  • Onetimeの場合はchargePermissionId
  • Recurringの場合はchargeId

が表示されます。

セラーセントラルの支払い詳細画面の見方

以下のFAQでご案内していますのでご確認ください。

セラーセントラルの取引管理画面で可能な操作

取引のキャンセル、売上請求、返金が可能です。 以下のFAQでご案内していますのでご確認ください。

なお、「売上請求する」の場合は以下の動きとなりますので、ご留意ください。

  • Complete Checkout Sessionのタイミングで Chargeを生成済み または Create Charge API でChargeを生成済みの場合は、Captureのみが実行されます。
  • 有効なChargeが存在していない場合は、新たなChargeを生成すると同時に当ChargeをCaptureします。ChargeとCaptureを別々に実行することはできません。

セラーセントラルに関するその他FAQ